チェロを始めて最初に
「これ意外と重要かも…?」
と思ったのが、エンドピンストッパーの存在でした。
楽器を安定させるためのアイテムなんですが、
種類もいろいろあって、
初心者のうちは「どれがいいの?」
と悩む人も多いと思います。
私自身もこれまでに
3種類のエンドピンストッパーを試してきました。
最初は付属品としてついていたものから始まり、
途中で「もうちょっと安定したものが欲しい」
と思って2つ追加購入。
この記事では、
それぞれを使ってみた感想をもとに、
特徴や使いやすさ、どんな人に合いそうか
をまとめてみました。
これからエンドピンストッパーを選ぶ方の参考になれば嬉しいです!
エンドピンストッパーとは?
エンドピンストッパーは、
チェロの底に伸ばしたピン(エンドピン)が
床で滑らないようにするためのアイテムです。
基本的にはエンドピン自体を刺して安定させますが、
使用する場所によってはそれができないことがあります。
その際にエンドピンストッパーを使います。
チェロは演奏中に
身体と楽器の位置がずれやすい楽器なので、
このストッパーがあることで楽器が安定し、
演奏に集中しやすくなります。
種類としては大きく以下のようなタイプがあります:
- 床に置いて使うゴムタイプ(吸盤型・ラバー製など)
- エンドピンに直接取り付けるタイプ
- ストラップで椅子に固定するタイプ
初心者のうちは
「とりあえずついていたものでいいか」
と思いがちですが、
床との相性や自分の練習スタイルによって、
向き・不向きがかなりあります。
ここからは、
私が実際に試した3つのエンドピンストッパーについて、
それぞれの特徴と使い心地を紹介していきます!
私が試した3種類のエンドピンストッパー
これまでに使ってきたエンドピンストッパーは、以下の3種類です。
1. 付属していたゴム製ストッパー(黒・丸型)
チェロを購入したときに最初からついてきたタイプ。
見た目は黒くて、先端が丸くなっている
シンプルなゴム製のストッパーでした。
使えなくはなかったのですが、
床との相性によっては滑りやすく、
特にゴミやホコリがつくとそのまま滑ってしまうことが多かったです。
こまめに拭けばある程度は改善しますが、
ちょっとしたズレでもチェロの安定感が変わるので、
半年ほど使ったあと、別のものに切り替えました。
2. ブラックホールタイプ(購入品)
滑りにくいと評判の「ブラックホール系」のストッパーも使ってみました。
ネットでもよく見かけて、
レビューも悪くなかったので試してみたのですが、
私の場合はあまり相性がよくありませんでした。
エンドピンをしっかり受け止めてくれていたのですが、
実際には滑ることが多く、安心感が薄かった印象です。
また、演奏前の位置の調整や演奏中に位置がズレての微調整が、
地味にストレスでした。
3. チェロエンドピンストッパー WITH(ウィズ)
現在メインで使っているのが
この「WITH(ウィズ)」という
名前のエンドピンストッパーです。
これはエンドピンに直接挿して使うタイプで、
床に当たる面が斜めにカットされていて
しっかりグリップする構造になっています。
使ってみて一番良かったのは、
「置き直しがいらない」という手軽さです。
ブラックホールのような床置きタイプだと、
これはチェロ本体に直接装着するタイプなので、
セッティングが一発で決まるのが大きな魅力です。
滑りにくさも申し分なく、
今のところ不満はありません。
しかもそのままケースにしまえるのも便利で、
日々の練習や移動のストレスを減らしてくれています。
ただし、このタイプに限らず、
ゴム製のストッパーは床にホコリがつくと
滑りやすくなる傾向があります。
これはどのタイプにも共通することなので、
定期的にストッパーと床を掃除することが、
快適に使うためのポイントだと思います。
どのストッパーがどんな人に合う?3種類を比較してみた
エンドピンストッパーって正直どれも似たように見えるかもしれませんが、実際に使ってみると意外と違いが大きいです。
ここでは、私が使ってきた3種類を「どんな人に合いそうか」という視点でまとめてみます。
【付属のゴムストッパー】
合いそうな人:
- これからチェロを始める人
- 練習頻度が少なめ or あまり移動しない人
- とりあえず試してみたい人
メリット:
- 無料でついてくることが多い
- コンパクトで軽い
デメリット:
- ゴミがつくと滑りやすい
- 床材によってはまったく効かないこともある
【ブラックホールタイプ】
合いそうな人:
- 教室などで場所を変えて演奏する機会が多い人
- 床が固くてフラット(木の床など)の環境で使う人
- “置いて使うタイプ”に慣れている人
メリット:
- 滑りにくい素材(※床との相性が合えば)
- 一般的に流通していて選びやすい
デメリット:
- 個体差あり?私のは意外と滑った
- エンドピンを毎回定位置に合わせるのが地味に面倒
【WITH(ウィズ)タイプ】
合いそうな人:
- 安定感を重視したい人
- セットアップを楽にしたい人
- 自宅・教室どちらでもストレスなく使いたい人
メリット:
- 滑りにくく、ズレない
- エンドピンに挿すだけでOKなので設置が楽
- ケースにそのまましまえる
デメリット:
- ゴム製なので、掃除しないと滑りやすくなる点は他と同じ
それぞれに向き不向きがありますが、「いまの自分の練習スタイル」に合っているものを選ぶのが大切です!
まとめ:自分の練習スタイルに合ったストッパーを選ぼう
エンドピンストッパーは地味な存在かもしれませんが、
チェロを安定して弾くためにはかなり重要な道具です。
実際に3種類を使ってみてわかったのは、
「どれが一番いいか」
よりも
「どれが自分に合っているか」
が大切ということでした。
初心者のうちは、
まずは付属のものでスタートしても全然OKです。
でも、
滑りやすさや設置の手間にストレスを感じるようになってきたら、
自分の環境に合うものへ少しずつアップデートしていくのが良いと思います。
私は現在、
「WITH(ウィズ)」という
エンドピンに差し込むタイプを使っていますが、
このタイプは
設置が楽で滑りにくく、ストレスが少ないので、
同じような悩みを持っている方にはかなりおすすめできます。
これからエンドピンストッパーを選ぶ方にとって、
少しでも参考になれば嬉しいです!
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